散る逢う灯 福生是好日

昨夜は楽しかったよ、ありがとう!西口行ったら酔いすぎて戻れませんでした・・・。こう毎度、翌朝にメールをもらうのは一緒にイベントパーティーでDJをしたのち、したたかにアルコールを飲んだ結果、別れの挨拶もままならないまま、行方がわからなくなった相棒からである。

そういう聞き方から始まるのは、大概面白い話が始まる前触れだろう。

ところでさぁ、と言って話始めることが多い。四六時中、手前味噌にて開催しているミュージックパーティーのことを考えている。仕事そっちのけで、昔から金の花が咲きそうにないことに水を撒いて。パーティーのあのソワソワ感、なんか知らんけれど、とんでもない瞬間に出会えた感、DJにゆだねた先に現れる、希望やら感謝やらつじつまが合わさったような入り乱れた高揚感。まあまあ、とにかくパーティーが大好きなのだ。いってしまえばバーベキューが大好きで炭を見るとソワソワしてしまうひとと、境遇は似ているのではないだろうか。

僕がこの町に流れ着いたのはかれこれ12年前になる。どうして区切りとして憶えているのかというと、それまで都心の高円寺で気ままに喧噪のなかを闊歩していたのだが。かの大地震と原発の故障からの放射能汚染の危機に頭を悩ませていた。どこかに湧き水が近くて風の通りがいいすみか、ないかしらって。すると、福生がいいよ、キヨシ君もいるしって共通の友人がお薦めする。そうなんだ、あのキヨシ君が住んでいるんだって、早速下見をするためのアポをとって行ってみる。まだ親しくなる前の始まりのはじまり。

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